4月5日(金)、中之島の大阪国際会議場グランキューブ大阪において今年度の入学式を挙行いたしました。学部学生942名、大学院生169名、特別専攻科生26名の合計1137名の学生が大教大生としての生活を始めることになります。新入生一人一人の皆さんに、改めて心から「おめでとう」という言葉を贈りたいと思います。
私たちを取り巻く世界は、今、激しい変化にさらされています。数十年前に始まった「情報革命」と呼ばれる情報技術の発展により、知識や情報の伝達スピードが飛躍的に向上したことで、グローバル化が急速に進み、金融や物流の環境も激変しました。しかも、そうした技術革新や社会変革は、今後さらに加速しようとしているように思えます。皆さんも、その影響から逃れることはできないでしょうし、環境の変化の大きさに戸惑うこともあるかもしれません。しかし、新入生の皆さんが持つ、新たな挑戦への意欲という「若さ」こそが、変化をしなやかに受け止め、自己を確立していくための武器になると私は考えています。
変化の波に洗われながらも、多様な人々とのコミュニケーションを通じて、生涯の核となる「自分らしさ」を見出し、それを未来の社会のために発展させてくださることを期待しています。